幸せホルモン「オキシトシン」はストレスを解消できるの?

オキシトシン・・・

オキシトシン???

オキシトシンとは脳内ホルモンです。

脳内ホルモンと言われてもピンとこないかと思いますので、あなたも聞かれたことがある物質をいくつか挙げてみますね。

  • アドレナリン・・・闘争か逃走のホルモン
  • ノルアドレナリン・・・アドレナリンと似ている(闘争、逃避の反応)
  • ドーパミン・・・喜び、快楽など幸福感をつかさどる
  • セロトニン・・・精神を安定させる幸せホルモン
  • エンドルフィン・・・恍惚、多幸感をつかさどる脳内麻薬

このあたりですと聞き覚えがあると思います。

「オキシトシン」もこれらの脳内物質と同じものなんです。

実はこの「オキシトシン」は、僕たちが抱えている「ストレス」と大きく関係していることを今回ご紹介したいと思います。

オキシトシンって何だろう?

壁に描かれた線だけでできた顔と「what now」の文字

オキシトシンが分泌されることにより、心と身体に大きく影響しているのですが、いったいそれはどのようなものなのかということを記述いたします。

心への影響

ストレスから解放される

人に優しくなれる

人を信頼できるようになる

良質な睡眠をとれるようになる

共感力が高まる

イライラ、怒りを解消する

身体への影響

心臓疾患・動脈硬化を予防

糖尿病を予防

免疫力アップ

腸内環境を整える

血圧を下げる

自律神経を整える

脳の疲れを解消する

オキシトシンは心にも身体にもとても良い影響を与えていることが分かります。

現代社会においては、大人でも子供でも多かれ少なかれストレスを感じて生活を送っていることは周知の事実です。

「ストレスは万病のもと」と言われているように、さまざまな病気やトラブルの原因となっているのですが、なぜそこにオキシトシンが良いのでしょうか?

ストレスに強くなり自律神経が整う

       ⇩

胃腸・心臓などの状態が良くなる

どうですか、とても簡単なことだと思いませんか。

このことは何の根拠もなく言われていることではありません、しっかりとしたエビデンスがあってのことです。

オキシトシンとストレスの関係は?

机を右の拳で叩き激怒しているサラリーマン

ストレスを長い間受け続けるとCRF(副腎皮質刺激ホルモン放出因子)が分泌され、ストレスから体を守ろうとするコルチゾール、ノルアドレナリンといったストレスホルモンの分泌が促進されます。

ストレスを受ければ受けるほど、ストレスホルモンの分泌が増加し過剰となるので体を守ろうとする防御システムが正常に働かなくなるわけです。

そのため、憂うつな気分になったり、イライラしたり、攻撃的になったり、血圧や血糖値が上がったり、免疫力が低下したり、疲れやすくなったりと、いろいろな症状が現れてきます。

「ストレスは万病のもと」と言われることも頷けます。

それでは「オキシトシン」とはどのような関係があるのだろうか?

ここが大切なポイントです。

オキシトシンはCRFの分泌を抑える

このことは動物にオキシトシンを投与するとCRFの生産が減少するという結果が出ています。

オキシトシンが分泌されることにより、体の防御システムが正常に機能するのでストレスが原因となる症状に関して緩和されるということになります。

また、オキシトシンの作用は、やる気が出る幸せホルモン「ドーパミン」、安らぎを与える幸せホルモン「セロトニン」の分泌を促してくれるのです。

余談となりますが、マウスによる実験によりオキシトシンが不足することによる結果として下記の事項が挙げられています。

  • 社会性の低下
  • 不安行動の増加
  • 攻撃性の増加

どれもこれもストレスに直結していることばかりですね。

オキシトシンを分泌するためにはどうするの?

いろいろな色を塗った左手でパーをしている女の子

オキシトシンが心身ともに良い影響を与えてくれるということを先述いたしました。

この優れたオキシトシンという物質は実は僕たちの意思によって分泌できるホルモンなんですね。

ではどのようにすることで分泌が促されるようになるのかということなのですが、下記のとてもシンプルな方法になります。

ポイントとなるのは五感!

五感への刺激
  • 視覚:美しいものを見る
  • 聴覚:好きな音楽を聴く
  • 触覚:スキンシップ
  • 味覚:美味しいものを食べる
  • 臭覚:良い香りを嗅ぐ

どうですか?

日常生活でも普通に、しかも簡単に実施できることだと思いませんか?

すべてに共通して言えることは「自分にとって気持ち良いこと、心地良いことをする」つまりは、「幸せな気分になれる」というところがポイントなんですね。

上記の「五感」についてとなりますが、「聴覚・味覚、臭覚」に関しては理解しやすいと思うのですが、「視覚、触覚」に関してはどうでしょう?

好きな音楽を聴きながら美味しいものを食べる、このシチュエーションって最高に幸せを感じる瞬間ではないですか?

臭覚と聞くと、「臭覚 ➡ 匂い ➡ 香り ➡ アロマセラピー」と連想されると思います。

アロマセラピーの目的は、「心身のリラクゼーション、ストレスの緩和」などと広く知られている通り、良い香り、好きな香りを嗅ぐことで気持ちが「ほっ」として余分な力が抜け、心地良い時間を過ごせたといった経験はありませんか?

以上のように「聴覚・味覚・臭覚」は僕たちが

では「視覚」によりオキシトシンが分泌されるとはどういったことなんでしょうか?

旅行が好きな方でしたら、「ご当地の絶景スポット」という場所へ行ってみたりすると思うのですが、そのときどんな気分になりますか?

きっと

「うわ~、すげ~」

「何これ、むっちゃ綺麗」

「何時間でも見ていられる」

「落ち着くわ~」

「また絶対に来たい」

簡単に言うと「感動」です。

これは何も「美しい景色」だけではなく、感動する本や映画、TVドラマそして漫画にも当てはまります。

感動とは「物に深く感じて、心を動かすこと」と定義されているように、喜び・嬉しさ・悲しみ・共感などになりますので、不満や怒り・恐怖などを覚えるような映画や本、漫画は対象にはなりません。

オキシトシンの分泌には「心地良い刺激」が大前提となりますので、ご理解いただけると思います。

何も「オキシトシン?」と難しく考えなくても、大好きな漫画を読み、ほっこりしたり、涙ぐんでみたりすることで大丈夫なわけですから簡単ですよね。

そして「触覚」。

「触覚」、読んで字のごとく触れること。

大好きな人との「ハグ」や「キス」って最高に幸せな気持ちになれますよね。

もちろんそれ以上の行為、「セックス」も例外ではありません。

ですがこのことは恋人・夫婦だけのものではありませんから安心してください。

友達や家族とのスキンシップ、可愛いペットやお気に入りのぬいぐるみを抱きしめること、マッサージをしてもらうこと、人との握手などもオキシトシンの分泌を促してくれます。

また、相手ありきではなく1人でも大丈夫なんですよ。

看護技術として広く知られている「タッチングケア」は、心と身体のセルフケアとしても注目されています。

タッチングケアとは手により「さすったり、軽くたたいたり、揉んだり、圧迫したり」することにより身体の不調を緩和することですので、心地よく感じるオキシトシンも分泌されるということになります。

『「触れる」だけで、心と体が軽くなるタッチングケア』では、初心者にも分かりやすく、そして簡単にできる「セルフタッチングケア」のことを書かれていますので、ご興味のある方は一読してみてはいかがですか。

おわりに

円陣を組んだ男女が掌を真ん中で組んでいる

オキシトシンを自ら分泌することでとても大切なこと。

ポイント
  • 「おはよう・こんにちは・こんばんは」の挨拶をすること
  • 「ありがとう」と感謝の言葉を伝えること
  • 人に優しくすること

人として当たり前のことなのですが、もしかするとしっかりとできていないのかもしれませんね。

僕も以外に思ったことなのですが、友だちと「ニックネームやファーストネーム(苗字ではなく名前)で呼び合う」という行為だけでもオキシトシンは分泌されるんですよ。

確かに、今まで苗字でしか呼ばれていなかったのに名前で呼ばれると少し距離が縮まったと感じますし、ニックネームでしたら尚のこと親しく感じ、相手に対して安心感も生まれますよね。

言われると「そうだ!」と思えることですし、普段から僕たちも何気なくしていることだと思いませんか?

そしてオキシトシンの良いところは、あなただけではなく相手もオキシトシンが分泌され幸せな気分になれるということです。

話しが逸れますが、僕自身「短気でイライラ怒りやすい」と思っているのでこのように情報を発信しています。

アンガ―マネージメントなどは怒りをコントロールするメソッドとして広く知られていますが、その中の「6秒ルール」がオキシトシンとも関係している知り驚きました。

壁に頭から寄りかかり考えている眼鏡の男性イライラをやり過ごす6秒ルールとは?

少しばかり違う点はあるのですが、時間を置くというところが共通点。

ほんの少しの時間だけでも相手のことを良い方向で(悪くはダメです)考えると、オキシトシンが分泌され、イライラ、怒りを抑えて冷静さを取り戻すことができるそうです。

オキシトシンのことに興味を持ち、もっと詳しく知りたい方はこちらをご参考にしてみて下さい。

きっとタメになりますよ。

ストレスやイライラが軽減できると良いですね。

 

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