見返りを求めるからイライラするの?どうすれば解消できる?

ギブアンドテイクの天秤画像

イライラする原因の一つとして「give and take(ギブアンドテイク)」という固定的な観念があります。

一般的に言われるのが「何かを与えたら何かをもらう」という考え方なのですが、この考えは知らず知らずのうちに僕たちの観念となっていると思われます。

「〇〇してあげたのに何もないなんておかしくない」

「あの人には give ばかりで、全然 take がないよね」

「(してあげたことに対して)当たり前と思っているんじゃないの」

相手からのリターン(take)がないと愚痴にもなりますし、その人との関係もギクシャクしてきます、何よりもイライラしてきてストレスが溜まるいっぽうです。

何度か触れてきましたが、僕たちが怒ったりイライラしたりする原因には「自分が思ったようにならない」ということが挙げられます。

なぜ自分の思うようにならないとそのような感情が芽生えるのでしょう?

完璧を求める、理想を追求するということも、もちろん当てはまりますが、もっと身近な事象も考えられます。

見返りがないことにイライラする理由はひとつ

オレンジ色の背景にチェーンで作った数字の1

自分が習慣のように行っていることや、誰でもできて当たり前だと思っていることなのに相手ができないそのとき

「なぜあの人はできないんだ!」

そう思ってしまいます。

このときの「なぜ?」というその感情がひいてはイライラへと変わってしまうのです。

出社したとき、登校したとき

「おはようございます」

誰もが自然と挨拶すると思うのですが

「おはよう」

と相手から返事がない場合にあなたならどう感じますか?

「あれ、気づかなかったのかな?」

「何か考え事をしているのかな?」

「まー、そんなときもあるよね」

そう思えるあなたはとても心の広い素敵な方です。

僕なんてそのように考えることができませんから・・・

「僕が挨拶しているのに、なんて非常識な奴だ!」

「なんだ、こいつは!」

「こっちからは二度と挨拶してやらないぞ!」

僕はなんと心の狭い人間なんでしょうね。

挨拶はビジネスマナーの基本中の基本と言われていますし、コミュニケーションにおいてもとても大切だとされていることはご存知のはずです。

挨拶をするということは、人として出来て当たり前のことなんですけどね。

という先入観や固定観念によって僕たちは出来ない人に対してイラッとするわけです。

挨拶と同様に「ありがとう」と素直に言えない人に関しても「何で無言なの?」と同じようにイラッとしたりしますよね。

上記の例である挨拶以外でも親切心から・お金が絡むこと・人間関係・恋愛ごと・プレゼントなどの物に関して・仕事などいろいろ見返りがあると思います。

ですが、イライラする理由はひとつ。

相手に対して自分の方が上だと思っている!

そんな思いが頭のどこかにあるからこそ「何で?」「あれ?」「うそ?」となると思いませんか?

例えば、先日2人で外回り(営業)をしている暑い日に「のどが渇いたよね」と目の前にあった自動販売機で相方の飲み物も一緒に買ってあげたとしましょう。

後日同じような状況で「暑いよね、何か飲もうか」と話しながらまたまた自動販売機でジュースを買うことになったのですが、先にお金を投入した相方は自分の分しか購入しませんでした。

「えっ、俺のは?」

そう思う心の奥底には

「この前買ってやったのに、何で自分のだけなん・・・?」

そうなんですね、「買ってやったのに!」

「〇〇してやった」という上位目線なんです。

相手よりも自分が優位、上なので「なんでやねん!」とイライラするのです。

見返りを求めることは人としての心理

ぼやけて逆さまになっている女性の顔

「見返りを求めてはいけない」と言われても「はい、そうですね」「分かりました」とは簡単には行きませんよね。

なぜならば、見返りを求めてしまう心理が僕たちにはあるのですから・・・

あなたは、返報性の法則というものをご存知ですか?

人は他人から何らかの施しを受けた場合に、お返しをしなければならないという感情を抱くが、こうした心理をいう。この「返報性の原理」を利用し、小さな貸しで大きな見返りを得る商業上の手法が広く利用されている。

至近な例では、試食がある。試食は本来は、無料で食品を提供し、その味を客が確かめ、購買に値すると判断した場合に買ってもらうプロモーション戦略のひとつであるが、客は店員から直接食品を手渡されることによって、その味いかんにかかわらず商品を買わなければいけないという気持ちになることが多い。

Wikipedia:返報性の原理

どうでしょうか、誰かに何かをしてもらったのなら、お返しをしなければいけないというごく自然な僕たちの感情が返報性の原理、法則となるのですね。

例えば

「今日は〇〇さんにランチをご馳走してもらったので、次回は自分がご馳走しよう」

「期日が迫っている仕事を手伝ってもらったので、〇〇さんが困っているときには率先して手伝ってあげよう」

まったく不思議なことでもない、ごく当たり前に思うことですよね。

「見返り」に関しては「返報性の法則」とは真逆のケースとなりますけど。

「してもらったから、してあげなければ」という心理が働くのならば、「してあげたのだから、してくれて当然」と逆の心理が働いたとしても何ら不思議なことではありませんし、そう思っているからこそリターンがなければイライラしたり腹立たしく思ってしまうのです。

ですが僕はある意味、見返りを求めてしまう人は律儀な人だとも思っています。

逆に誰かに何かをしてもらったとき、「give and takeの精神」でどんな形でも良いので何かしらお返しをしなければと考えいるので、その人からは必ずといっても良いほど見返りが期待できるということになりますからね。

見返りを求めないために出来ること

ノートパソコンを見て叫んでいる眼鏡のサラリーマン

「見返りを求めないためにはどうするのか?」

「どうすれば求めないでいられるのか?」

そのためには、「見返りを求めない人とはいったいどのような人なんだろう?」ということを理解しなければいけません。

見返りを求めない人
  • 人への親切を当然なことだと考えている
  • 何かをしてあげることに喜びを感じている
  • 損得勘定で物事を考えていない
  • 現在の環境に満足している
  • going my way (マイペース)である
  • 根っからのポジティブシンキング
  • 他人と比較しない(自分は自分、他人は他人と割り切っている)
  • 心に余裕のある人(心が広い)
  • いつかは返ってくると考えている
  • 良い人だと思われたい

見返りを求めない人の特徴を羅列してみましたが、文章にすると何となくでも分かるのですが、いざ実行に移すとなると途端に難しく感じだしませんか。

果たして自分にはそのように考えることが出来るのだろうか?

僕には出来そうな気がしません。

ではどうするべきなのでしょうか?

ここで少しだけ考えてみてください。

「イライラする理由はひとつ」でも触れましたが、例えばどのような立場の人に対して「見返り」を期待してしまうのでしょうか?

あなたは上司に対して見返りを期待しますか?

確かに「何だこの人は!」といった人間としてどうなんだろうという上司などは例外かもしれませんが、仕事がバリバリでき、部下からも尊敬されるような上司に見返りがないからとイライラしたり腹立たしく思うことって少ないと思います。

同じステージに立っている同僚や自分よりもキャリアの浅い人に関わったときに強く見返りを期待してしまう傾向が強いのではないですか?

「〇〇してあげたのに・・・」

「あの時助けてあげたのに・・・」

「こんだけしてやったのに!」

損得勘定と言えばそうなるのかもしれないですが、自分の立場、自分への第三者からの評価がその人よりも上だ、高いと思っているからに他なりません。

言葉悪く言えば、「お前より僕の方が上(偉い)なんだぞ!」といった上から目線、見下した考え方。

果たして上司に対してもそのような感情を抱きますか?

上司に対しては「やって当たり前」と考えますよね。

当たり前のことをしているのでイライラしたり怒ったりすることは、納得しての行動なので余程のことがない限りありえないことです。

誰に対しても「当たり前のこと」と思い、そのような心構えが出来ているのでしたらイライラすることも減ると思いませんか・・・

上下の関係で考えるのではなく、同じステージ、対等な立場で考えることが出来るのならば、少しはイラッとする感情も減るのだと思います。

おわりに

太陽に向かって右手でガッツポーズを決めている男性の後姿

人により見返りを求め期待するという行為に違いがあって然りだと思います。

    • 何ごとも損得勘定
    • 過大な自己評価
    • 自己中心的
    • 〇〇すべき論

僕の意見並びに考えなのですが、どの項目を考えてみても、最終的には「優位性」に行き着いてしまいます。

男性はプライドが高い生き物だと言われるように、やはり自分の方が優位で有りたいと潜在的に思い込んでいることは事実に他なりません。

そこの垣根を取り払わないと見返りを求めない人物になることは容易ではないのでは・・・

では、何から始めたら良いのかということですが「見返りを求めないことを意識する」ことに尽きます。

意識することで初めて何かが変わり出すのですから。

この「見返りを求めない」という心のもちようが習慣となれば、必ず今よりもイライラせずに毎日を過ごすことが出来るはずです。

意識できる状態のときは、物事を冷静に考えることが出来ているので「見返りなんてなくて当たり前」だと思うことが出来るので、まずは意識するところから始めましょう。

意識することなんて誰にでも簡単にできることなんですから。

きっと大丈夫!

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です